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フィロソフィ
2021/11/26
まなかのお位牌-仏壇のない、新しい供養のかたち-
祈ることは形ではなく、
その気持ちが大事
人は記憶のある限り、大切な人を想い続けます。
安らかに眠ってほしい。
いつもそばで見ていてほしい。
生前と同じように、色々な話をしたい。
供養の本質とは、
そのような気持ちで故人に寄り添い、
心を傾けること。
その気持ちは、今も昔も変わりません。
想い続けることが大事なのです。
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お仏壇はなくたっていい
昔の人は、悲しみや喪失感を抱きしめ、
故人と向き合い、今ある命に感謝するために
仏壇に手を合わせていました。
それは本来、素晴らしい文化でしたが、
いつしか仏壇の豪華さや金額にこだわるようになり、
しきたりやルール、形にとらわれるあまり、
気持ちが置き去りにされてしまいました。
また、家族のかたちや家のあり様が変わったいま、
仏壇本来の意味を継承することも難しくなりました。
だけど大切なのは、物よりも心。
道具はなくてもいいのです。
「あの人をどう偲びたいか」
その答えは自分自身で探していいのです。
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お位牌はあの人を感じる「かたち」
本当は、位牌すらなくてもいいのかもしれない。
だけど、何か故人を感じる拠りどころがあると、
いつでもそばに感じていられるものです。
残された家族が受け入れやすいものを、
いつも家族がいる場所に置いて、同じ時を過ごす。
目を合わせるたび、感じるたびに故人を思い出し、
あいさつをするように、祈りを捧げる。
それが、本来の供養だと考えます。
高くて豪華なものはいりません。
何かひとつの「かたち」に故人の名前を刻み、
心を込めて向き合ってください。
それが、まなかが想う供養のあり方です。