こきんはい
古今牌
お位牌
新しい伝統的なかたちを目指して
コンセプト
伝統位牌への
忠実なオマージュ
伝統的な黒塗のお位牌を現代の暮らしに寄り添えるようにリデザインされたお位牌です。
元来、お位牌は故人と残された人を繋ぐ尊い存在です。その代表格である伝統的な黒塗のお位牌。華美すぎず、魂を入れる器としてふさわしい気品をまとった黒塗のお位牌の魅力をそのままに、現代の暮らしに寄り添うスタンダードな形を求めました。
凛とした高貴な佇まいに感謝と尊敬の意を込めて、大切な人を想い、手を合わせる。いつの時代にも変わることのないその祈りのある暮らしが続きますように。
特徴
親しみやすさと尊さと
親しみやすさと尊さと
古今牌の「札」の形は、親しみやすさと尊さを共存させるべく、少し丸みのあるシンプルで堂々とした形を追求しました。
黒塗のお位牌には、先祖代々から受け継ぎ、家族の個別性を表現した「足」があります。古今牌の「足」は1つです。札を納めたその佇まいに祈りの本質があってこそという思いで、深い黒で重厚感のある真鍮の安定感を大切にしました。
個性豊かな5色の「漆」
個性豊かな5色の「漆」
伝統的な黒塗のお位牌のオマージュとして、「漆」のお位牌であることは必須でした。
そのために、石川県輪島の漆職人に協力を仰ぎ、古今牌の為だけに墨黒(すみくろ)、紺青(こんじょう)、生成(きなり)、橙(だいだい)、深紅(しんく)の新しい個性豊かな5色の「漆」が誕生しました。本体を際立たせる「差し色」はプラチナ箔に。絶妙な気品とやさしさが寄り添いました。
漆塗の最高峰、呂色を踏襲した伝統の技
漆塗の最高峰、呂色を踏襲した伝統の技
古今牌の「漆」は石川県輪島市の漆塗工房の職人により仕上げられています。制作には18もの工程を重ね、摺りがけから磨きまで3回繰り返して仕上げることで漆の美しい艶感を出しています。最後は表面を職人の手で丁寧に研磨。手仕事ゆえに、一つひとつ表情が違う風合いをお楽しみ下さい。「札」を映えさせる重厚感のある「足」は富山県高岡市の職人によって仕上げられています。真鍮製の「足」は型から制作し、アンティークのような風合いを持つ古代色で仕上げました。
写真
商品仕様
-
サイズ
全体:高さ16.5cm
本体:幅5cm×奥行1.75cm×高さ14.8cm
台:幅6.1cm×奥行2.6cm×高さ4.2cm -
仕上げ
本体:漆塗り(呂色仕上げ)、プラチナ箔
台:古代色仕上げ -
仕上げ
本体:漆塗り(呂色仕上げ)、プラチナ箔
台:古代色仕上げ -
素材
本体:ヒバ、本漆(呂色)
台:真鍮(古代色) -
生産地
本体:石川県輪島市
台:富山県高岡市 -
カラー
墨黒
紺青
生成
橙
深紅 -
デザイナー
まなか開発チーム
-
Q
お位牌を注文した場合、どれくらいで届きますか?
A
原則として原稿確定から約3週間程度で当店から出荷となります。通常納期よりもお急ぎでご用意されたい場合は別途、追加料金(¥5,000)で特急対応も承っておりますのでご相談ください。
※『ご注文後』ではなくご注文後の『名入れ原稿確定後』から3週間となります。ご注意ください。 -
Q
お位牌を作る際、戒名(法名)は必要ですか?
A
お寺とのお付き合いがない場合※、俗名(生前のお名前)でお位牌を作る方も増えています。お客様がご供養しやすいかたちで、大切な方のお位牌に相応しいお名前をお選びください。
※お寺とのお付き合いがある場合(先祖代々のお墓に納骨する、仏式のお葬式を執り行うなど)、お寺より戒名を授かります。
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Q
子どもたちに引き継ぎやすいお位牌はどれですか?
A
最近は自身のお子様など、下の世代に引き継ぐ事を見据えてお位牌を選ぶ方をよくお見受けします。特にこれといったお答えはありませんが、住宅事情を踏まえ洋室にも合いやすいテイストにされる方は多いです。お好みはそれぞれですので、お子様と一緒にこちらのECサイトをご覧になったり、ショールームへいらっしゃるのはいかがでしょうか。
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制作者紹介
漆 夢工房 清里
1850年に石川県輪島市で創業、創業100年を超え、「輪島塗史上最良の物づくり」をかかげている。すべてのレストランの味が違うように、長い時をかけて作られる輪島塗は、工人 ・工房によって大きく異なるとし、漆夢工房「清里」の輪島塗が100年・200年先に今以上の評価を得ることを目指している。 1983年『第30回 日本伝統工芸展』石川県輪島漆芸美術館お買上。1986年『第33回 日本伝統工芸展』英国国教会の宝物展ランベルパレスお買上。2012年『エリザベス女王戴冠60周年記念』漆芸王冠寄贈。2019年『第65回 日本伝統工芸展』沈金箱「菊唐草」宮内庁御買上
配送・注意事項
配送
注意事項
・祈りの道具屋 まなかでは、各お位牌の特徴やサイズに適した名入れパターンをご用意しております。お位牌への名入れはこの基本パターンの中からお選びください。
【商品について】
・設置場所は土台がしっかりした場所に、水平に設置してください。落下や転倒に注意してください。
・直射日光や熱が長時間当たると変色の原因になりますので設置場所にはご注意ください。
・落下防止のために十分なスペースをとって設置してください。
・一つ一つ手作業でお作りしている為、色合いや微細な点が全て異なります。サイトや店頭カタログ等と全く同じお品物はご用意できませんのであらかじめご了承ください。
・ちいさなお子様のお手に触れないように、またお口に入れないように、ご注意ください。
・古今牌本体は必ず専用の台座に設置してください。
・台座は1ヶ月に一度程度、柔らかい布で軽くお拭きください
・真鍮には空気中の成分と反応してくすんだり黒ずんだりする性質があります。
・真鍮は通気性の悪い箱や水滴が付いたままに放置しておくと緑青(炭酸銅・真鍮に発生する青緑色のさび)ができる事があります。
・金属製の仏具は湿気や水に弱い特徴がありますのでお手入れの際は乾いた柔らかい布をご使用いただき、ほこりや水滴を拭き取るようにしてください。硬いたわしや研磨剤の入った金属磨きを使うと着色やメッキがはがれる原因となりますのでお控えください。
・本漆は湿気・水分に弱く、変形・われ・はがれの原因となりますため高温・多湿を避けて、お取り扱いには十分ご留意ください。
・天然塗料を手作業で着色をしている為、色味や厚みに個体差がございます。同じ色でもその日の気温や湿度により仕上がりに違いがでます。また、漆の特性として塗りムラや空気中の微生物による凹凸、くぼみが発生することがございますが特徴としてご理解ください。
・溜塗(ためぬり)という技法を施しています。フチや角など塗りの厚みが薄くなる部分については、他の部分に比べて下地の色が浮き出るように見えます。一点ずつ表情が異なりますが漆の特徴としてご理解ください。
・札部分をお手入れの際は柔らかい布で優しく拭いてください。強くこすると文字部分が消えてしまいますのでご注意ください。
・薄鍋長・古代色の仏具は金属の経年変化を着色で表現する技法を使っており、製品にはあえてヨゴシを入れております。製品の仕様の為、汚れや不良ではありません。金属の経年変化を表現した味のある色合いをお楽しみください。