#10 青柳総本家の「カエルまんじゅう」

心のままに、季節を感じながら、あなたらしいご供養を。今日は美味しいお菓子をお供えして、お仏壇に手を合わせませんか。

湿った風とともに、梅雨がやってきました。慌ただしい新年度を迎えてから2ヶ月と少し。今回は、雨音が聞こえる季節にぴったりの、かわいいお菓子をご紹介します。名古屋の老舗・青柳総本家の定番お菓子「カエルまんじゅう」です。

「カエルまんじゅう」は青柳総本家の「柳に飛びつくカエル」のロゴマークをモチーフにしたおまんじゅう。小さなお皿に乗せると、丸いお顔に、にっこり笑った大きな口、小さな目の愛らしい表情でこちらを見つめます。手作業で作られるので、顔は一つひとつ違います。個性的でかわいく、じっと見つめていると愛着がわいて食べるのがもったいなくなってしまいそう。

「いただきます」と、口に入れると、やわらかい餡が口のなかでほろほろほどけ、濃厚な甘さが広がりました。小豆のこしあんが隙間なく詰まった「カエルまんじゅう」の餡は、丁寧に淹れた熱々の緑茶とよく合います。

通年の「こしあん」のほか、季節に合わせて「さくらあん」「抹茶あん」「おいもあん」「チョコあん」が登場するという「カエルまんじゅう」シリーズ。仏壇に供えて手を合わせると、豆皿の上にちょこんと座って微笑むカエルと目が合い、あの人と一緒に笑顔になれた気がしました。