#11 信州里の菓工房「市田柿ミルフィーユ」

心のままに、季節を感じながら、あなたらしいご供養を。今日は美味しいお菓子をお供えして、お仏壇に手を合わせませんか。

秋も終わりにさしかかり、冬の足音が聞こえてきました。寒さについつい足早になり、色づいた落ち葉を踏みながら家に帰ると、ほっとあたたかい気持ちに包まれます。今回は南信州から、家で過ごす秋の夜長にぴったりの贅沢なスイーツをお届けします。その名も、信州里の菓工房「市田柿ミルフィーユ」。

個包装の包みを開くとすぐに、美しい断面がお目見えします。真っ白な雪をかぶったような市田柿が、バターとくるみ入りの栗きんとんをサンド。その中からオレンジに輝く杏のハードゼリーと、柚子チーズがのぞいています。

ひと口食べると口いっぱいに広がる、ゆずと杏の爽やかな香り。徐々に酸味が、栗きんとんと市田柿のふくよかな甘味と溶け合い、うっとりするような深い味わいに変わっていきます。バターやチーズといった、伝統的な和菓子には使われない食材がコクを生み出し、お茶はもちろんコーヒーやワインにもよく合います。

新しく見えても奇を衒ったお菓子ではないのは、素材から徹底的にこだわり、ぶれない和菓子づくりの土台があるから。柿は南信州の「市田柿」、栗は「信州伊那栗」を使用し、丁寧な手仕事で仕上げられています。旬の恵みをいただくため「市田柿ミルフィーユ」は秋と冬だけの限定商品です。この時期にしか食べられない季節のお菓子をお供えして、夜長の贅沢な時間をあの人と分け合います。